ハムペン的映画ライフ

ハムペン的映画ライフ

空気人形

空気人形 この映画をチェックする
公開年2009年
製作国日本
上映時間116分
監督是枝裕和
俳優ペ・ドゥナ、板尾創路、ARATA
ジャンルドラマ
あらすじ 秀雄の所有する性欲処理のための空気人形(ダッチワイフ)が心を持ってしまい、自らの意思で動き出す。 レンタルビデオ店でアルバイトを始めた彼女は、同僚の純一に連れられて外の世界を経験する。
ハム蔵
お気に入り度 70%

空洞の身体を埋める数々の登場人物たち

秀雄はいわゆるダッチワイフを持っている。
実物を見たこと無いけど、あんな感じでヘソから空気入れるのかな?

人形が自分の意思を持って動き出すという設定が面白い。
しかも持ち主のいない間に外の世界をエンジョイ!。
自分自身で空気を入れて活動準備をしているところなんて笑ってしまった。「さぁ、行くぞ」的な感じで。

「おまえの代わりなんていくらでもいる」と秀雄は職場で言われるけど、人形も恋人の代用品でしかないんだよね。そして新型が出るとお役御免になってしまうのが代役の悲しい運命。

バイトがいなくなっても新しい人を雇えば、レンタルビデオ店は今日も普段通りにオープンできる。
新しいお店が誕生すると古いお店は淘汰されてしまうのが変わり行く世の中なんだね。

この映画では少女、冴えない受付嬢、浪人生、過食症の女、お年寄りまださまざまな人が出てくる。
年代や境遇のさまざまな人を彼女の眼を通して映し出すことで、彼女の短く儚い人生を豊富なものにしている。

最後にゴミ捨て場に捨てられた彼女は誕生日を迎える夢を見る。
このシーンは彼女が廃棄されたのではなく、人間として生まれ変わることを暗示しているんだと思う。