ハムペン的映画ライフ

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ターミネーター4

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原題Terminator Salvation
公開年2009年
製作国アメリカ
上映時間114分
監督McG
俳優クリスチャン・ベール、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン、ブライス・ダラス・ハワード、ヘレナ・ボナム=カーター
ジャンルアクション
あらすじ 「審判の日」から14年、世界の各都市はスカイネットの機械軍に破壊され、一握りの人間が生き残っていた。 抵抗軍の部隊長を務めるジョン・コナーはスカイネットの基地を襲撃した際に、T-800が製造されようとしているのを知る。 一方、ジョンの父となる少年時代のカイルはマーカスと行動を共にしたが、スカイネット本部に連れ去られてしまう。
ハム蔵
お気に入り度 70%

ジョン・コナー物語

「ターミネーター3」のストーリーの酷さにガッカリさせられて、あまり期待してなかったせいか、予想以上に楽しめた。

過去3作は1体のターミネーター(T-800、T-1000、T-X)に対してカイルやターミネーター(T-800、T-850)が戦ってきたけど、今回は前作の最後で引き起こされた「審判の日」(核戦争)後の世界で、スカイネット軍(ターミネーター)vs抵抗軍(人間)という新展開。

大量のT-600、巨大ロボ、バイク型、飛行機型のマシンが登場し、今まで謎に包まれていた未来をようやく見れたことが少し感傷深かった。
今までと違って大量のマシンに襲われるという厳しい状況だけど、半機械に改造されたマーカスがジョンの味方に加わったり、最後にはジョンの父であるカイルとの運命の出会いもある。

「Come with me if you want to live.(死にたくなければ、ついて来い)」「I'll be back.(すぐ戻る)」など、これまでのシリーズで登場した台詞も登場するし、アクションシーンもかなりエキサイティングでよかった。

それでも腑に落ちない点はいくつかある。

まず、「抹殺リストのトップにいるカイルを捕まえたのに、なぜスカイネットはすぐに殺さないのか?」
実験体として生かしておく必要もないと思うのに、なぜ閉じ込めてたんだろ? 抵抗軍に対して「どうぞ助けてください」と言っているようなもの。

次に、「なぜジョンはスカイネット(サンフランシスコ)の北から攻め込むのか?」
ロサンジェルス付近の戦闘でマーカスとブレアは会い、「抵抗軍の基地まで歩いて1、2日」と言ってたから基地の場所は「ロサンジェルスとサンフランシスコの間」というのは明らか(北まで歩くともっと時間がかかる)。 それなのにわざわざ北から攻め込むなんて・・・ゴールデンゲートブリッジを映したかったから?

今作ではジョンはまだ抵抗軍の1人にすぎないけど、全抵抗軍へメッセージ発信したり、捕虜をたった一人で救出する、というシーンから、次回作以降「救世主」という立場になるのかと期待してる。

マトリックスと同じように、「死亡」→「復活」→「救世主」という流れかな!?
人工心臓を作ってマーカスの復活も信じてる。