原題 | Avator |
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公開年 | 2009年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 162分 |
監督 | ジェームズ・キャメロン |
俳優 | サム・ワーシントン、シガニー・ウィーバー、ゾーイ・サルダナ、スティーヴン・ラング |
ジャンル | アクション、ドラマ |
あらすじ | 西暦2154年、一部の地球人は密林に囲まれた星、パンドラに移住し、希少鉱物の採掘作業を行っていた。 パンドラに新しく派遣された元海兵のジェイクは、「アバター」と呼ばれる分身を操作し、パンドラの原住民であるナヴィ族との交流を深めるが、徐々に地球人による侵略行為に疑問を持つようになる。 |
スターウォーズに登場する星は技術的に発達している星が多いのに対し、アバターでは原始的な星が登場し、侵略問題や環境問題をテーマにしている。 両者の大きな違いは、スターウォーズは主に英語(一部異なる)を使っているが、アバターにはナヴィ語をメインで使用している。
パンドラの動植物や地質、住人の言葉まで綿密に作り出すなんて、タイタニック制作後のキャメロン監督が本物のパンドラに行って帰ってきたみたいなリアルさがある。 まるで観客が「ジェイク」というアバターに乗り移ってパンドラの世界を体験しているように感じた。
そう思うと、ストーリー途中でジェイクが「アバターに乗り移っている間が現実に思える」と言っていたセリフも素直に納得できる。 もう少しリアルさを追求するなら、ナヴィ族の多くが英語を話せるんじゃなくて、流暢に話せるのを2~3人に限定し、もっと片言にすべきだったんじゃないかな?
後半はハリウッド的ご都合主義な展開や、読めてしまうラストなど突っ込みどころはあるが、はるか彼方の銀河に実際に存在するかもしれない世界を映画というツールを使って見事に描写したジェームズ・キャメロンに拍手! 彼の仕事こそ「クリエイターの真髄」だね。