原題 | Be Kind Rewind |
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公開年 | 2008年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 102分 |
監督 | ミシェル・ゴンドリー |
俳優 | ジャック・ブラック、モス・デフ、ダニー・グローヴァー |
ジャンル | コメディ |
あらすじ | 古く小さなレンタルビデオ店の店長が旅行に出ている間、マイクに店番を任せることになる。 マイクの友人であるジェリーが発電所の電気を帯びたままレンタルビデオ店に訪れ、全てのビデオテープが磁気の影響を受けて映らなくなってしまう。 そこで2人は映画のリメイクを開始する・・・ |
レンタルビデオ店のVHSの映像が消えてしまったから、自分たちで勝手にリメイクしちゃえっていうお話。 ちなみに、タイトルの「Be Kind Rewind」の意味は「返却する時は巻き戻してね」って意味。
観たことある映画が大半だったので、リメイク(それもパロディ化)のプロセスはそれなりにおもしろい。 ただ、素人制作の20分の映像で1ドルはちょっと高いかも!
ハム蔵も昔映画の勉強をしていて、マトリックスのパロディを作ったことがあるので、既存の映画を自分たちの好きなように作り変えちゃう楽しさってのはよくわかる。
もちろん素人には予算がほとんどないから、セット・小道具・雰囲気を本家の映画に近づけるのは大変。 でも、制作者・出演者で知恵を振り絞ってそれを実現させるプロセスがパロディーの醍醐味。 まぁ、一番楽しいのは作ってる本人たちで、自己満足に終わってしまう場合もある。
本作では最後に有名な黒人ミュージシャンの伝記的映画を製作・上映するが、やっぱり観客として集まるのは制作者・出演者とその家族友人くらい。 レンタルビデオ店の外にいる人たちも映像を見れるようになっているが、音声が聞こえないのにずっと見ているのはわざとらしい。 伝記的映画に音声がないのは致命的ではないか?
最後に、前半を観てて思ったのは、本作の中で登場する映画もいつかハリウッドによるリメイク化されるんじゃないかってこと。 最近のハリウッドが製作するのは続編かリメイクばかりだもんね。
最後に彼らがオリジナルの映画を作ったのは、「リメイクや続編ばかりじゃなく、オリジナルも作ろうよ!」っていう皮肉なのかもね。
おバカ映画です。しょーもな、ってコトが次々に起こる。本編を見たことがある作品がリメイクされていくので楽しめる。もちろん苦笑もする。リメイクしようという発想がすごい(笑)確かに、その作品見てみたい気になる。でもそりゃー著作権にひっかかるでしょーよ。でも街のみんなに元気を与えるような存在になる彼らはすばらしい。